犬の祖先はオオカミ
犬種が人間の手によって作り出されたんだ。これについてはオオカミと犬との配合で飼い犬が誕生したように様態を変えやすい特徴があるといえるかもね。これは僕らだけじゃないんだ。ウシだってオーロックスの種から創り出されているし、ブタだって元はイノシシだからね。恐らくオオカミの子供を人間が飼い慣らし始め、人間に慣れていく過程において繁殖させ僕らが創られたんだよ。
その証拠に、犬は全世界に分布しているだろう？これはその後、人間の移動に伴って世界中、一緒に生活をしていたからなんだ。今では500種類以上の犬種が存在しているといわれているけど元を辿れば『一匹のオオカミ』から誕生したことになるんだ。もうここまで話したら分かるよね？僕らは何を食べて生き延びてきたのか？というと『肉や内臓』なんだ。それも馬や鹿、さまざまな肉ではこの他にカンガルーやヤギがご馳走だったんだ。当然僕らの体の仕組みはオオカミと同じだからそういう動物（草食）の生肉が食べたいんだ。僕らは皆さんと違って生肉を食べることで体内でビタミンを合成することが出来る身体の機能が備わっているんだよ。
そこでオオカミと犬のちょうど中間のような仲間もいるんだ。ディンゴがオーストラリアにやってきたのはおよそ5千年前といわれ、始祖はパリア犬で更に遡ればインドのオオカミじゃないか、という仮説もあるんだ。
ところがオーストラリアに白人たちがやってきて、大昔から住んでいたアボリジニーの人たちを殺戮していったように、更に自然や生態系を壊し、挙句の果てにディンゴは危険な動物だと思い罠や毒を使い殺してしまったんだ。
その結果、狐やカンガルーが無尽蔵に増えていまその被害が大問題になっているんだ。僕らやディンゴも可哀想な仕打ちをされたけどカンガルーたちも気の毒だよね。何れにしても自然界というものを人間はもう少し勉強すべきだよ。
皆さんもそう思うでしょう？
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