オオカミが鮭を食べる!?
犬に魚!?と思われる飼い主さんもいらっしゃると思います。何故ならば私共の商品開発が「昔、オオカミが食していた自然の食べ物の再現!」を基本に取組んできたことを知っているからです。鮭は産卵の時期になりますと外洋での長旅を終え、生まれ故郷の河川を遡上します。そのエネルギーは相当なもので絶食をして卵を産み付ける場所まで上りつめます。数多くの魚がいますが、産卵のためにこれほどまでのエネルギー、命を掛けてるのは鮭だけです。
ではどうして鮭にそのようなパワーが隠されているのかといいますと、鮭の色に注目して下さい。鮭は元々、白身魚ですが実際はオレンジ〜赤色をしています。これは海中でオキアミやカニ、エビなどの赤い色をした生物を食べてそこから色素を取入れているのです。その物質がアスタキサンチンといいまして疲労物質を除去するのだそうです。それに目をつけたのがオオカミで遡上する時期を狙って鮭を捕獲して生で食べていました。そしてオオカミ自身もアスタキサンチンを体内に取り込んでいたのです。実際、疲労を取り除いていた証拠に彼らは無尽蔵のスタミナを武器に獲物を追い詰めて捕獲していました。そうなのです動物界で一番スタミナがあったのがオオカミだったようです。
オオカミが鮭を食べる!?2
右は札幌円山動物園で飼育されているオオカミです。そのオオカミが食事している画像をお借りしました。美味しそうに食べているのはその鮭です。
でもそのオオカミがどうして犬と共通するのかを説明しましょう。ノーベル賞のコンラート・ロレンツ博士は自身の著書で「イヌの祖先はオオカミと思われる」と訂正しています。又、最近のDNA研究によれば犬のルーツは約1万5千年前に東アジアで家畜化されたオオカミと発表しました。更に全ての犬654種と38亜種のオオカミのDNAサンプルを集め、遺伝子配列を調べた結果、初期の犬に対して4系統のオオカミの血が混じっていたことを突き止めた博士もいます。
一方、レナード博士らは中南米遺跡で見つかった犬の骨や18世紀前のアラスカにいた犬の骨もDNA鑑定をしました。その結果、北米・南米での犬の祖先はベーリング海が陸続きだった約1万2千年前〜1万4千年前頃にヨーロッパやアジアから人に飼われるようになり、現在のペット化につながったと考えられます。
犬のDNAの組成は今でもオオカミと同じで骨、歯の形や数、足の指や爪、汗腺をもっていない、走る速さと持久力の高さ、嗅覚に聴力、唸ったり、吠えたり等もオオカミと変わりません。下記の動画で奥にいるオオカミに注目して下さい。
オオカミが鮭を捕らえる
鮭を食べる動物といえば熊を連想しますが、動画を見てお分かりのようにオオカミは熊より遥かに捕るのが上手です。何故ならばオオカミは川の中に飛び込んで捕まえるからです。このオオカミは観察中に15匹の鮭を捕らえたそうです。この様子をみる限り熊はオオカミを見て真似て鮭を捕るようになったのかもしれませんね。
栄養バランスと断トツの消化吸収率
これまでもお伝えしてきましたように鮭は栄養バランスの大変優れた魚です。鮭のタンパク質には栄養素として重要な必須アミノ酸が多く含まれ、必須アミノ酸はイソロイシン、ロイシン、リジン、メチオニン、フェニルアラニン、スレオニン、トリプトファン、バリン、ヒスチジンの9種も含まれています。脂質にもn-3系のEPA(エイコサペンタエン酸)とDHA(ドコサヘキサエン酸)が多く含まれています。
オメガ3は悪玉コレステロールを減らして善玉コレステロールを増やす働きがあり、血液サラサラ効果はよく知られていますが他にも免疫力を高め、皮膚のアレルギー症状を抑える働きがあるようです。
鮭皮に多く含まれるコラーゲンやビタミンB2、鉄分などを含めて鮭は栄養の宝庫なのです。鮭の凄さはこれだけではありません。もっと凄いことは鮭の吸収率です。吸収率とは摂取した栄養素の量に対して吸収される量のことです。
その反対が蓄積率です。どんなに栄養を持っていても吸収率が悪ければ意味がありません。参考までに消化の良いといわれているうどんの吸収率が80%、吸収率のもっとも高い乳製品でも約50%といわれています。
鮭は超〜驚きの!99%です。吸収率の計算方法は下記の通りです。
摂取量 - 排便量
×100
摂取量
どんなに栄養を持っていても吸収率が悪ければ意味がありません。吸収率が良い、ということは便の量も少なく、与える食事の量を少なくすることが出来ます。逆に市販のドッグフードは小麦粉やトウモロコシの穀類など吸収率が悪いので必然的に便の量が多くなります。ドッグフードの良し悪しは便の量でも判断出来ます。
可食部100gの成分(四訂日本食品標準成分表)
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エネルギー |
167kcal |
鉄 |
0.9mg |
水分 |
69.3g |
ナトリウム |
95mg |
たんぱく質 |
20.7g |
カリウム |
330mg |
脂質 |
8.4g |
ビタミンA効力 |
200IU |
炭水化物 |
糖質 |
0.1g |
ビタミンB1 |
0.22mg |
ビタミンB2 |
0.17mg |
繊維 |
0g |
灰分 |
1.5g |
ナイアシン |
8.4mg |
カルシウム |
14mg |
ビタミンC |
2mg |
リン |
210mg |
ビタミンD |
210IU |
天然鮭ジャーキー おやつ
道産の鮭を少し厚めにスライスして低温で乾燥後、天日干しました。本来なら身は使って皮は捨てられる部分ですが、皮をつけたままでおやつにしています。
何故ならば鮭の皮には良質のコラーゲンが含有されているからです。それは美容や医療にも役立てられ特に有名なのはマリーン(フィッシュ)コラーゲンです。牛などの動物より球種性が良く、純度が高いのが特徴です。その他、骨を丈夫にするカルシウムや新陳代謝や脂質代謝をつかさどるビタミンB2も含まれています。当店の鮭ジャーキーは美味しさや栄養の面では一歩も引けをとりませんが、塩を含む添加物や凝固剤などは一切使用していませんので乾燥の際、どうしても身がパサつき身離れといいますか少しの衝撃に弱い面があり崩れやすくなります。従いまして梱包には十分気をつけますが他の荷物と同梱した場合、お手元に届いた際に折れていたり、崩れている可能性がありますので何卒、ご理解いただきますようお願い致します。
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