ペットに馬肉!?
ペットに馬肉や鹿肉!?と思われる飼い主様もいらっしゃると思いますが犬の祖先は狼です。当然犬も本来は野生動物だったのですが、人間がペットとして飼いならし餌を与えられるようになったのです。
野生の血は遺伝子として今も残されています。野生犬は狼と同じく、自然界で草食動物を襲いそれらを食べていたのでしょう。
体内の構造や消化機能を考えても、やはり狼とほとんど同じように、肉食に対応している体に間違いないようです。
犬は哺乳網食肉目イヌ科で本来、草食動物を生のまま肉や内臓を食べることによって発酵物や食物酵素を栄養素として摂取していた動物なのです。狼や野生犬にとって一番のご馳走は馬肉だったのです。肉食動物というのは、獲物である草食動物を襲ったあとまず一番にどうするかというと、ちょっと残酷ではありますが首に飛びつき息の根を止めます。
そしていきなり肉にかぶりつくのではなく、お腹の柔かい部分の内臓から食べ始めるのです。腹部分から内臓を引きずり出して血液の多い肝臓や腸などを一番最初に食べます。そこには草食動物が食べた物が栄養素としてあるからです。彼ら肉食動物は、肉や血液の他に内臓を食べることによって草食動物が食べた草類が腸内で発酵したものを同時に摂取することができることを知っているのです。
肉食動物にとっての必須とされる栄養成分である酵素なのです。生の食物、発酵している食物には食物酵素が含まれており、体内で消化を助ける役目をします。
これら発酵したものから、肉だけでは不足するビタミンやミネラル類の栄養素も摂取しているのです。野生の犬は草食動物を丸々一頭生のまま食べることで栄養を摂取していました。本来あるべき自然に出来るだけ近い食餌が犬にとっての最適の食餌なのです。
犬に馬肉を与えるのはそうした本来の姿に近づけてあげたいという思いでもあります。
そして馬肉や鹿肉は栄養面でも犬にとって最適の食材であるということ。馬肉は低脂肪・低カロリー・高タンパクの健康食として大変優れている肉です。馬肉は犬にとって必要な栄養素であるビタミン、鉄分、亜鉛、マグネシウムなどミネラルが豊富に含まれています。また馬肉に含まれるグリコーゲンは筋肉細胞にとっての重要なエネルギー源の一つであります。さらにはリノール酸、α-リノレン酸、オレイン酸等の不飽和脂肪酸(必須脂肪酸)が多く豊富に含まれていることです。
これらの脂肪酸は魚や植物に含まれるもので、食肉の中でも馬肉には特に豊富に含まれていて、牛肉に多く含まれている飽和脂肪酸とは異なり、これら不飽和脂肪酸は容易に解けるため体内に蓄積されにくい脂であるといわれています。
鹿肉は他の家畜肉と違い、馬肉に非常に似た特徴や成分を持っており、さらに青魚に多く含まれているDHAを含んでいます。
近年、人間は犬から自然や自由を奪い、勝手な理由により犬を増やしたり、改良されたりして飼いやすいペットとして我々にとって都合のよい犬作りがされることで、犬本来の姿が失われつつあります。
犬の食餌には便利さ優先で添加物たっぷりの市販のドッグフードが与えられるようになりました。
粗悪な4Dミートに獣油、酸化防止剤や保存料、着色料に香料などといった様々な添加物。これらが原因で、最近の犬たちのほとんどがアレルギーや何らかの生活習慣病を患っているというわけです。
ほとんどのドライドッグフードの主原料は小麦など穀物であるということでアレルギーに対しても不安定であり、本来の肉食動物の食餌とはかけ離れた食生活になりつつあります。
しかし馬肉や鹿肉は食物アレルギーの原因になりにくい消化の良いタンパク質です。
ですからこのようなアレルギーの心配もなく安心して愛犬に与えることができます。
馬は牛や豚などと違い、体温が5〜6度高いので寄生虫が住みつく心配がありません。
馬には他の家畜のように添加物や抗生物質、ホルモン剤のような薬物を使用しません。エゾ鹿も野生の鹿ですので添加物や抗生物質、ホルモン剤の心配はありません。
そうしたことからも身体自体がとてもキレイで安心であるといえると思います。
現在食肉の中で馬肉や鹿肉は最も安心な食肉といえるでしょう。大事な愛犬の食餌に是非一度馬肉・鹿肉を与えてみて下さい。
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