ワカサギの栄養成分について 

ワカサギの栄養成分について

ワカサギは栄養豊富な魚です。魚では珍しくレチノール(ビタミンA)を含んでいます。レチノールは、鶏や豚のレバーなどの動物性の食品に多く含まれています。肝臓に貯蔵され、吸収率は80％から90％となっている栄養素です。
ビタミンAは、皮膚や粘膜の働きを良くして、体の外部からの病原菌やウイルスの侵入をガードする効果があります。
ワカサギのカルシウム含有量はイワシの十倍以上ともいわれています。頭から丸ごと食べることができるワカサギはカルシウム源になります。
ワカサギの内臓にはビタミンDが含まれています。ビタミンDは紫外線を浴びることによって皮膚に生成されるビタミンですが、カルシウムが骨に沈着するためには欠かせない栄養素です。ビタミンDがカルシウム吸収を高めるので骨や歯を丈夫にする働きがありますします。
ビタミンAやビタミンDの他にもビタミンB1・B2・B12・E、セレンも含みます。ビタミンEもセレンも老化防止に効果的で健康に欠かせない栄養素の一つです。
B12は悪性貧血を防ぎ、神経細胞内の核質やたんぱく質を合成修復する働きがあります。悪性貧血による頭痛、目眩、吐き気、動悸、食欲不振、消化不良、下痢などを防ぎます。精神の安定や集中力を向上させます。B12が不足すると、イライラや、無気力、集中力の低下が起こります。
他に鉄分、リンなどのミネラル類も多く含みます。
脂質が低く、炭水化物が低いそして栄養保父筆肉よりも消化に良いとなれば、魚であってもワンちゃんには最適な食の一つといえるでしょう。ワンちゃんのおやつにいかがですか？

五訂日本食品標準成分表より